Connecticut proについてのFAQ
どんな製品ですか?
DICOMの保存用画像データを、さまざまな条件によって、必要なイメージサーバーに配信(ルーティング)するためのルーターボックスです。
複数の送信先を指定でき、しかも自由に配信ルールを(どういうデータをどこに配信するか)を設定できます。
転送の際、さまざまな条件によって属性情報を追加・変更したり、画像の表現形式や転送構文(Transfer Syntax)を変更したりすることができます。
ひとつの画像データを、あるサーバーにはそのまま、あるサーバーには圧縮して送るなどといった指定ももちろん可能です。
どんな目的で使うものですか?
- 複数のイメージサーバーへのDICOM画像データ送信
- 画像診断装置がひとつのイメージサーバーにしかデータが送信できないときに、複数のサーバーにデータを送信するために使います。
- 条件設定によるDICOM画像の送信先サーバー自動選択
- 画像データの送信先サーバーを、画像診断装置のタイプや検査部位など、さまざまな条件に応じて自動的に選択したい場合に使います。
- 同一画像データの圧縮、非圧縮データを所定のサーバに配信
- ひとつの診断画像データを、あるサーバーへは圧縮せずに、別のサーバーへは圧縮して送信したい場合に使います。
- DICOM属性情報の変更・追加(オプション)
- ある画像診断装置から出力されるDICOM画像データの属性にたりない項目がある場合、自動的に付加してサーバーに送信したいときに使います。
- DICOM画像データ配信ルールの設定
- さまざまなDICOM画像データをどこにどのように配信するか、自由にルールを決めて送信したいときに使います。
どこが優れているのですか?
DICOMの保存用画像データを、設定したルールにしたがって複数のイメージサーバーに配信するという、ほかに例を見ないユニークなコンセプトの製品です。
最大4入力/4出力に対応することができます。
オプションはありますか?
オプションとして、次のものをご用意しています。
- 属性情報の付加・変更
- FTPによる受信・送信
- DICOMファイルの手動送信
- リモートメンテナンス
- 各種のカスタマイズ
- 画像フォーマットの変換
- 画像ビット数の変換
- パレットカラーの展開
DICOMサービスクラスは何をサポートしていますか?
- DICOM Storage SCP/SCU
- DICOM Verification SCP
送り先サ-バ-がダウンした場合、デ-タ保存はできるのですか?
データは保存されるようになっていて、安全性は確保されています。
再送処理は自動、または手動で行います。
自動で再送する場合、以下の設定が可能です。
- 送信に失敗した場合、決められた回数だけ、決められた間隔で送信リトライする
- 送信に失敗した画像を、1日に1回、決められた時刻に再送信する
保存できるデータの容量はどれくらいですか?
約370GBです。
サ-バーの故障の表示はどのようにするのですか?
画像が送信できなかった場合に発生するエラーについて、簡単な表示がされます。
対応している画像のDICOMの転送構文(Transfer Syntax)は何ですか?
- Implicit VR Little Endian
- Explicit VR Little Endian
- Explicit VR Big Endian
- JPEG Baseline
- JPEG Extended
- JPEG Lossless, Non-Hierarchical
- JPEG Lossless, Non-Hierarchical, First-Order Prediction
- RLE
- JPEG 2000
- JPEG-LS
製品名の由来は何ですか?
Connecticutは、ご存知のように、アメリカの北東部の州名です。小さな州でありながら、最近では最先端技術の会社が集まる州としても注目されています。
当製品はDICOMストレージデータを内容に応じて複数の必要な送信先に配信するルーターであることから、画像データをConnectしCutするルーターボックスという意味で、ConnectとCutという2つの単語を製品名に含めました。そして、そこに小さくとも最先端技術が集まるというイメージを込めて、当製品はConnecticutと名づけられました。