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検像とは?

検像とは?

病院の検査ではさまざまな種類の画像診断装置が使われています。画像診断装置の画像はネットワークを使って画像サーバーに送られて管理されます。ところが画像診断装置からの画像をそのまま画像サーバーに送ると、うまく撮影できなかった画像や診断に適切でない順序の画像がサーバーに送られることになることがあります。

そこで、診断装置の画像をチェックして、必要があれば再検査を指示し、また画像の順序を編集したり、表示の初期状態を調整したりして、診断しやすいようにしてから画像サーバーに送ることがあります。

このチェックや編集の作業のことを、「検像」と言います。検像は、診断画像を確定する作業とする考えかたもあります*。また検像するためのさまざまな機能を持ったシステムのことを「検像システム」といいます。

検像を使う場合は、画像診断装置の画像が、検像システムで一度チェック・編集されて、その後画像サーバーに送られるようになります。

検像の具体的な作業には、たとえば次のような種類があります。

  • 撮影が医師の指示(病院ではオーダーと呼ばれます)どおりの条件で行われたかチェックして、問題があった場合は再撮影を指示する。
  • 撮影で適切な画像が得られたかをチェックして、問題があった場合は再撮影を指示する。
  • 診断に不要な画像を削除する。
  • 診断がしやすいように、画像の構成や順序を変更する。
  • 医師が画像を見てすぐ診断できるように、画像表示の初期状態(明るさ、コントラストなど)を調整する。

病院の規模がそれほど大きくない場合、検像作業だけのために人が割り当てられない場合もあります。たまたま検像する人がいないと、画像がいつまでもサーバーに到着しない、といったことにもなりかねません。そこで、検査ごとに検像システムの滞留時間を決めておいて(たとえば20分)、その時間以内に何らかの操作が行われなければ元のままの状態の画像をサーバーに送るような設定を使うことがよくあります。

検像は、診断画像をコンピューターで扱うようになるより前、フィルムで扱っていたときから使われている言葉です。撮影されたフィルムをチェックして、撮影のやりなおしを指示したり、フィルムの順序を並べ替えたりしていた作業を検像と呼んでいました。コンピューターで画像を扱うようになって、より複雑な役割を担うようになりました。

* 診断画像確定についての考えかたとして、日本放射線技術学会が「画像情報の確定に関するガイドライン」という文書を公開しています。

画像情報の確定に関するガイドライン

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