ソフトウェア・サービス

Firebird

インターネットを使って別の医療機関に検査画像・検査結果・処方・診療情報提供書(紹介状)などの情報を安全に送るサービスです。データは暗号化されてクラウド上のリポジトリにアップロード。ダウンロードするためのデータIDと復号キーはデータとは別のルートであて先の医療機関に送られます。患者紹介はもちろん、治験データの収集、外部へ検査を依頼したときの結果の受け取りなどに便利です。



概要

「Firebird」とはインターネットを使って、医療情報を他施設に安全・迅速に提供するサービスです。
医療情報の通信には、医療情報トークン(ISO/TS 22691)を使います。

概要図

送信側:

送りたいデータと送信先を選択して、送信を指示します。

  • データIDと暗号化共通鍵(パスワード)が生成され、医療情報トークンが作成されます。
  • データをパスワードで暗号化して、データIDとともにクラウド上のFHIRリポジトリにアップロードします。
  • 医療情報トークンをデータとは別の経路で送信先に送ります。

受信側:

  • Firebirdゲートウェイ(アプリケーション)が医療情報トークンを受信すると、医療情報トークンに記載されたデータIDのデータをFHIRリポジトリから自動的にダウンロードします。
  • Firebirdゲートウェイが自動的にトークンに記載されたパスワードでデータを復号して保存します。

データを院内のシステムにインポートします。

特長

  • CD、DVDを作成しないので患者さんをお待たせしません。 
  • 従来のCD、DVDを使った運用との併用が可能で、業務や操作の流れもほとんど変わりません。
  • 平成28年度に新設された診療報酬「検査・画像情報提供加算」(送信側)「電子的診療情報評価料」(受信側)の算定要件を満たします*。
  • 高価な設備の導入は不要です。低コストで導入・運用できます。
  • 標準規格を利用することでスムーズな情報連携が可能です。CD、DVDなど物理的なメディアを使わないので、消耗品の管理や機器の保守の負担が減らせます。

*画像と検査結果の両方の提供が必要です。

機能

下記の医療情報をインターネットを使って安全に他の医療機関に送ることができます。
送り先の医療機関でもFirebirdを利用している必要があります。

  • 診療情報提供書(FHIR)
  • 検査画像(DICOM)
  • 検査結果(HL7 v2.5/FHIR)
  • 処方(HL7 v2.5/FHIR)
  • 退院時サマリー(FHIR)

仕様

  • 院内データのエクスポート
    • AOC7 web ExportなどのPDIディスク(CD/DVD)作成機能のあるアプリケーションでデータセットを作成します。
    • 他社のPDIディスク作成ソフトで作成したデータも送信できます。
    • 電子カルテと連携してデータセットを作成できます(予定)。
  • 送信先施設の選択
    • AOC7 web ExportなどのCD/DVD作成機能のあるアプリケーションで送信先を選択できます。
    • Firebirdゲートウェイという専用アプリケーションで指定することもできます。
  • 送信
    • Firebirdゲートウェイが自動的にデータセットをリポジトリにアップロードします。また医療情報トークンを別ルートで送信先施設に送ります。
  • 受信
    • Firebirdゲートウェイが医療情報トークンを受け取ったら、データを自動的にリポジトリからダウンロードして復号・展開します。
  • 院内システムへのインポート
    • 受信したデータをPreludioなどのインポーターで院内システム(PACS, SS-MIX, 電子カルテ)にインポートします。
  • 管理機能
    • ユーザー管理
    • 送受信履歴の表示
    • 各種設定
  • 送信できるデータ
    • 診療情報提供書(FHIR)
    • 検査画像(DICOM)
    • 検査結果(HL7 v2.5/FHIR)
    • 処方(HL7 v2.5/FHIR)
    • 退院時サマリー(FHIR)

送信側

概要図


受信側

概要図

資料ダウンロード

back to page top