Array AOC7は、「美しく快適な操作」をコンセプトに開発されたDICOM画像データの統合管理ワークステーションです。
便利なローカルデータベース、使いやすいビューアー、豊富なDICOMサービス、柔軟なDICOMデータ編集機能、動画変換機能など、多彩な機能がシンプルで美しいUIでご利用いただけます。
その他、ユーザー認証、CD/DVD作成時の匿名化・暗号化など、セキュリティ機能も充実しています。 また、PACSと外の世界との橋渡しをする、いわばPACSの“国際線ターミナル”の機能を果たすゲートウェイとしても豊富な機能も備え、動画ファイルをDICOMマルチフレーム画像に変換したり、CD/DVDやフィルムの画像を素早くPACSにインポートしたり、PACSの画像から必要なものを選んでIHEのPDIに準拠したCD/DVDを作成することもできます。
Array AOC7なら、DICOM画像データを管理したい、動画ファイルや院外から来るCDやフィルムの画像をPACSに入力したい、PACSの画像をCDやDVDに書き込んで渡したい、といったご要望にお応えできます。

一般動画とDICOMとの相互変換を実現。

一般動画ファイルとDICOMファイルを相互に変換することが可能になりました。
一般動画形式の医療用動画をサーバーに送信したり、DICOM形式の医療用動画を一般動画形式で出力したりでき、利便性が大幅に広がりました。

■ 一般動画からDICOMへの変換（インポート）
たとえば、一般動画ファイルしか出せないモダリティがある場合でも、そのモダリティから出された一般動画をDICOMファイルに変換してサーバーに送信することができます。

■ DICOMから一般動画への変換（エクスポート）
たとえば、医療用画像をプレゼンテーションに使うために、DICOM形式のマルチフレーム画像を一般動画形式に変換することができます。

研ぎすまされたユーザーインターフェイス。

いま、そして将来において求められる機能のすべてを、美しく使いやすいユーザーインターフェイスでご利用ください。

ビューアーはまさに新しい体験。

AOC7のビューアーStackato7は、画像の表示面積が大きく、数多くの機能を親しみやすくモダンな操作で使えます。データ量の大きな動画の表示も快適です。

動作速度と安定性が大幅に向上。

AOCと比較して、動作速度と安定性が大幅に向上しました。大量のデータ編集もストレスなく使えます。

• ローカルデータベースでのDICOM画像の管理
• DICOM画像のビュー
• CD/DVDの画像のインポート（オプション）
• フィルム画像のインポート（オプション）
• IHE–PDI準拠のビューアー付きCD/DVD作成（オプション）
• WebブラウザからのCD/DVD作成（オプション）
• 動画ファイルのビュー（オプション）
• 動画ファイルのDICOMファイルへの変換機能（オプション）
• DICOMファイルの動画ファイルへの変換機能（オプション）
• ユーザー管理機能
• 暗号化機能
• 匿名化機能

オプション

AOC Scan

アレイのレーザーフィルムデジタイザーでスキャンし、画像をAOCに登録するオプションです。スキャンしたフィルムの画像をDICOMイメージャにプリントしてデュープ（複製）を作ることもできます。

ワークリスト

DICOMワークリストサーバーに、検査情報を問い合わせて取得することにより、画像の検査情報を簡単な操作で変更できます。

CD/DVD作成

AOC7で管理している画像を、ビューアーと一緒にCD/DVDに書き出します。ビューアーがインストールされていないコンピューターでも、CD/DVD内のビューアーを使用して画像を開けます。

CD/DVDラベル

CD/DVD作成オプションで作成したCD/DVDのラベルを作成できます。

DICOM画像受信（Storage SCP）

DICOM接続で、モダリティやビューアーなどのクライアントから送信される画像データを受信できます。

Rimage

Rimage社のディスクパブリッシャーを使ってCD/DVDが作成できます。

エプソンディスク作成

エプソンのDisc producer™を使ってCD/DVDが作成できます。

Primera

Primera社のディスクパブリッシャーを使ってCD/DVDが作成できます。

メディアインポーター機能

任意のディレクトリからDICOMおよび非DICOM画像ファイルをAOC7に読み込み、登録できます。Rimageオプションをご利用の場合は、Rimage社のMedical　Disc System™を使って読み込みと登録ができます。

Preludio

CD/DVDや任意のディレクトリからの画像の読み込みとPACSへの送信が、簡単な操作で、メディアインポーター機能オプション以上に効率的に実現できます。

IRWF

IHEのIRWFに準拠した形式で編集前のデータおよび変更履歴を保存できます。

MPPS

MPPS（エム・ピー・ピー・エス）とは、DICOM規格で、検査の進捗状況を伝達するもののことです。MPPSサーバーが検査の開始、実施中、完了、中止といった検査状況を受信するときに使用します。AOC7には、MPPSサーバーに検査の進捗状況を送信する機能（MPPS　SCU）があります。

Storage Commitment

DICOMイメージサーバーに送信した画像がサーバーに保管されたかどうかが確認できます。IRWFオプションが設定されているときのみ有効です。

web Export

ブラウザを利用し、AOC7がインストールされていないPCからも、クライアントとしてAOC7へ接続し、画像データの検索・CD/DVDの作成指示を出すことができます。

動画

動画ファイルをAOC7に読み込み、登録できます。登録した動画ファイルは、DICOMマルチフレーム画像に変換してPACSへ送信できます。また、DICOMマルチフレーム画像を動画ファイルとして出力することができます。