Array AOCのweb Exportオプションを使うと、ネットワーク上の複数のPCからwebブラウザーを使って簡単にPDI準拠の画像CDを作成できます。
操作はとても簡単、患者IDなどの検索条件で検査を検索し、CDに書き込みたい検査にチェックをつけて「CD作成」ボタンをクリックするだけ。CD引き替え票の印刷もできます。 また電子カルテと連動すると、カルテ画面から直接検査を選択する画面を表示できます。
概要
特長
Webブラウザーを使ったシンプルで使いやすいインターフェイス
Webブラウザーを使った画面や操作はとてもシンプル。必要な機能だけを簡単に使えます。
CD, DVDの自動切り替え
画像がCDに入りきらない場合は自動的にDVDにすることができます。
オートスパンニング
画像が1枚のCD, DVDに入りきらない場合、自動的に複数枚に分けて作成します。シリーズ単位・画像単位での分割ができます。
CDはもちろんPDIに適合*
作成されるCDは医療用画像CDの標準仕様として認められているIHEのPDIに適合しています。
CDにはAOCの標準ビューアーStackatoが内蔵されるほか、webブラウザーで画像を表示するための”web contencts”が書き込まれます。
* アレイは2023年のIHE ConnectathonでPDI作成ソフトの適合性試験に合格しています。
CD引き替え票の印刷
患者さんがCDと引き替えるための引き替え票を印刷できます。
CD作成履歴
CDの作成履歴を表示できます。また再作成も指示できます。
CD作成依頼と実際のCD作成の分離が可能
CD作成操作ですぐにCDを作ることも、CD作成依頼をいったん受けつけてあとで管理者が実際のCD作成を指示することもできます。
充実のセキュリティー
ユーザーはログインが必要です。またすべてのCD作成操作はユーザー名、時刻、内容などがログに記録されます。
電子カルテとの連携が可能**
電子カルテと連携すると、カルテのボタンをクリックするだけで、検査一覧を検索・表示するようにできます。この場合ログインは省略できます。
CD作成オーダーに対応**
RisでCD作成オーダーを出して、自動的にCDを作成することができます。
ユーザー名、パスワードの共通化**
ログインのためのユーザー名、パスワードは、他の院内システムと共通化できます。
オンライン交換のサポート
CD/DVDなどのメディアだけでなく、Firebirdを利用したエクスポートにも対応します。
** カスタマイズが必要になる場合があります。
機能
- PACSサーバーの検査の検索(Dicom Q/R)
- 検査・シリーズ単位での書き込み内容の指定
- オートスパンニング(画像単位、シリーズ単位)
- CD/DVD自動切り替え
- CD作成状況の確認機能
- CD作成履歴表示・再作成
- CD引き替え票印刷
- カスタムデザインCDラベル
オプション
- 電子カルテ等との連携機能*
- CD作成オーダーによる自動CD作成*
- 他システムとのユーザー名、パスワードの共通化*
* カスタマイズが必要になる場合があります。
仕様
画面対応 webブラウザー |
Microsoft Edge Google Chrome Internet Explorer 11 |
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同時使用数 | 5 |
資料ダウンロード
FAQ
どんな製品ですか?
PCのWebブラウザーから、医用画像CDを作成できるようにするAOCのオプションです。ネットワーク上の複数のPCから同時に使えます。
どんな目的で使うものですか?
患者さんを他施設に紹介するときなどに、これまでの検査画像をCDで渡します。このオプションを使うと、医師が診察室で直接CDに書き込む内容を指定できるようになります。
オプションは何がありますか?
・電子カルテとの連携機能をご用意しています。このオプションを使うと、電子カルテからの操作で、いま開いている患者の画像検査一覧を表示できるようになります。
・Ris連携により自動的にCDを作ることができます。
・他のシステムとユーザー名、パスワードを共通化できます。
Dicomサービスクラスは何をサポートしていますか?
・Dicom Q/R SCU
納期はどのくらいですか?
標準仕様の場合、通常お客様ご発注後、約2週間です。カスタマイズが必要となる場合は、さらに期間がかかります。
保守契約はありますか?
定価の10%で、年間サポート契約をご用意しています。 詳細は営業担当者またはアレイのカスタマーソリューションティームまでお問い合わせください。
自分で設置できますか?
申しわけありません。設置は専門のトレーニングを受けたサービスエンジニアが行います。
CD作成画面で画像は見られますか?
現在のバージョンでは画像はご覧になれません。
更新情報
バージョン 3.5.6.1リリース
- 対応ブラウザが変更になりました。
- Microsoft Edge
- Google Chrome
- Internet Explorer 11
- 検索条件の検査日の範囲を初期設定で期間指定できるようにしました(例:過去3年間)。
この設定で期間指定をした場合、検索画面で初期設定の範囲外の検査日を指定すると、検索に時間がかかることを警告するメッセージが表示されます。 - ディスク作成予約機能をご利用の場合、作成操作時に作成プロトコルを変更できるようにしました。
- 作成プロトコルの初期状態の選択項目を「選択してください」とし、作成プロトコルの選択操作を必須にすることができるようにしました。
- 書き出し処理の優先機能を追加しました。進行状況のリストで、優先的に処理したいオーダーを1つ指定できます。
緊急作成機能と併用はできません。 - DICOMサーバーへの検索(Query)中に、検索中止ボタンが機能しないことがある不具合を修正しました。
- 管理者ツールのユーザー情報インポート処理を改善しました。
- 検索モードを検査単位からシリーズ単位に変更した際、シリーズ行の「作成回数」カラムに表示されるメディア作成回数がすべて「0」になってしまう不具合を修正しました。
バージョン 3.3.4リリース
- PACSの仕様によってはQueryの結果とRetrieveで取得した画像のStudy Instance UIDおよびSeries Instance UIDが一致していないことがあり、この場合メディア作成の対象外画像となっていました。対象画像どうかの判断条件を以下のように変更しました。
- 従来:Queryで取得したStudy Instance UID および Series Instance UIDがRetrieveで取得したそれぞれの値と一致する場合、メディア作成の対象画像とする。
- 変更:Queryで取得したStudy Instance UID または Accession NumberかRetrieveで取得したそれぞれの値と一致する場合、メディア作成の対象画像とする。 ただしAccession Numberが空の場合、Study Instance UIDが一致していればメディア作成の対象画像とする。
Query結果と画像のStudy Instance UIDが異なっていたとしても、Accession Numberが一致していればメディア作成の対象画像になります。
- 予約オーダーのマージ機能を有効にしている場合で、マージのキャンセルを実行したときにエラーが発生することがある不具合を修正しました。この問題はweb Export 3.0.0.3以降で発生していました。
- 複数のユーザーが同時に同じ検査のメディア作成オーダーを発行した場合、作成されるメディア内の画像枚数が正しくないことがある不具合を修正しました。
バージョン 3.3.2.5リリース
- 検索条件の患者IDが空欄の場合は検索ができないようにしました。
- 一般ユーザーが検索条件の患者IDを変更できないようにする設定を追加しました。
- 検索条件の検査日範囲の初期値として本日からの期間を相対値で設定できるようにしました。
- 追加検索機能を無効にする設定を追加しました。
- 検索結果を一括選択できないようにする設定を追加しました。
- 進行状況に予約ユーザーの情報を作成ユーザーに優先して表示する設定を追加しました。
- 進行状況にコピー部数を表示する設定を追加しました。
- 検査記述、シリーズ記述の内容およびシリーズ内の画像枚数によって検索結果に表示しない条件を設定できるようにしました。
- 進行状況に書き込むデータサイズを表示する設定を追加しました。
- 一般ユーザーがパスワードを変更できないようにする設定を追加しました。
- ユーザー情報CSVファイルから所属診療科をインポートする設定を追加しました。
- 不具合修正:
- URL連携のパラメーターとして、検索サーバーが複数かつ自動検索が無効と指定された場合、ログイン後に手動で検索条件を変更しても2つ目以降のサーバーへ指定された条件通りに検索しにいかない不具合を修正しました。
- Internet Explorer 7または8を使用する場合に、検索が終わらないことがある不具合を修正しました。
- 検査数の多いオーダー実行時の処理を改善しました。これにより、進行状況が正常に表示されない、オーダーが作成開始されない、などの不具合が修正されました。
バージョン 3.0.0.3リリース
- 名称を「web CD」から「web Export」に変更しました。
- Internet Explorer 6を動作対象外としました。Internet Explorer 7–Internet Explorer 11に対応しています。
- ログアウト時にInternet Explorerのウィンドウを閉じる機能を追加しました。
- サーバーへの検索およびメディア作成の権限がないユーザーがログインした場合、進行状況画面のみが表示されるようになりました。
- 「追加」検索チェックボックスを非表示にできるようになりました。
- URL連携で起動される場合、常に同じInternet Explorerのウィンドウが使用されるようになりました。
- スケジューラー機能使用時、設定とは異なる時間帯でメディア作成権限が付与されることがある不具合を修正しました。
バージョン 2.9リリース
- web CDがインストールされているPCを再起動すると、作成済みのディスクを再作成してしまうことがある不具合を修正しました。
- 作成伝票が自動印刷されないことがある不具合を修正しました。
バージョン 2.8.8.1リリース
- オーダー発生のタイミングによって、「進行状況」タブに表示される情報が別のオーダー情報で上書きされてしまうことがある不具合を修正しました。
バージョン 2.8.7リリース
- 検索結果が1000件を超えた場合に警告を表示するようにしました。
- Internet Explorer 11を利用時に、Internet Explorer 9互換モードで動作するようにしました。
- 内部処理用の一時ファイルを自動的に削除するようにしました。
- 不具合修正:
- 作成伝票のオーダー者氏名が空欄になることがある不具合を修正しました。
- 進行状況が10%で停止してしまう不具合を修正しました。
- リトリーブに失敗したとき、リトライが正常に動作しないことがある不具合を修正しました。
バージョン 2.8.5リリース
- PP-100(オプション)利用時に、「進行状況」タブにPP-100の動作状況を表示するようにしました。
バージョン 2.8.4.1リリース
- 進行状況にオーダーのデータサイズを表示するようにしました(コピー枚数分を含みます)。
- 進行状況の表示期間に、任意の期間を指定できるようにしました。
バージョン 2.8.0.2リリース
- メディア作成条件の「設定」で選択された項目を保存するかどうか設定できるようになりました。
- 不具合修正:
- クエリーで受信したデータにあるパターンの文字列が含まれる場合、検索が終わらないように見える不具合を修正しました。
- 設定ツールで、クエリー結果のリストに表示しないモダリティの指定が正常に機能しない不具合を修正しました。
- 受付番号、検査IDが16文字以上のときの表示を調整しました。
バージョン 2.8.0.0リリース
- リトリーブ失敗時のリトライを標準設定にしました。5秒のインターバルで3回リトライします。
- 進行状況のフィルタに「先週」を追加しました。
- 検索結果のリストに検査記述を表示できるようにしました。
- 検索条件のモダリティ選択リストに一般名称を表示できるようにしました。
- メディア作成時の進行状況表示が更新されない問題を修正しました。
- メディアの再作成が2回以上できないことがある問題を修正しました。