社員紹介

ソフトウェア開発部
R.S.

2021年入社

働きやすさを求めてたどり着いた
“ムリしなくてもいい”開発職。

突然の“勉強スイッチ”が入った大学時代。そこで学んだプログラミング知識を活かそうと、アレイの開発職に。特に惹かれたのが「働きやすさ」だった。

昔から、機械の見た目にどこか惹かれ、車を見たりするのも好きでした。それで、将来は漠然と機械関係の仕事に就きたいと思い、ある工学系の大学に進学します。同大学には、ハードウェアとソフトウェアの両方を学べる学科があり、そこでハードウェア、プログラミング、カメラ周り、画像認識などを学びました。

大学に入って自分でも少し驚いたのが、高校までは特に勉強には集中してこなかった私が、自ら進んで勉強したいと思うようになったことです。おかげで充実した大学生活を送り、周りの方々の支えもあって、いい成績を収めることができました。そして卒業後も、大学院に進んで勉強を続けることにしました。

ところが、大学時代の研究室の先生が定年されたため、私はもともといた大学とは別の大学院に進学します。それにより新しい分野に取り組む形になったことと、女性が少ない環境で新たに友達を作りづらかったことなどが重なり、少し疲れてしまいました。それなら、ダラダラと学生生活を続けるより、心機一転して仕事を始めたほうが将来のためになるのではないか──。

そうして、プログラミングなど大学で学んだことを活かせる開発系の仕事を就職エージェントに探していただく中で見つけたのが、医療画像関連システムを手掛けるアレイでした。

アレイで特に魅力的だと感じたのが、もしかすると「そこ?」と思われるかもしれませんが、通勤のしやすさでした。実は大学院生活に疲れてしまったのは、家から通うのが大変だったことも一因だったので、最寄り駅からほんの数駅先というアレイの立地は魅力でした。

もう一つ印象的だったのが、採用面接の内容です。他の会社の面接では、これまでどんな勉強をしてきたかや、どんなスキルがあるかを聞かれることがほとんどでしたが、アレイではそこに加えて私自身に触れる質問も多くありました。求職者の人となりもきちんと見てくれているような気がして、ここなら働きやすそうだなと感じました。

アレイでは、医療画像関連システムのソフトウェア開発を担当。一つひとつの仕事が、目に見える形として表れるところに、日々やりがいを感じている。

アレイで所属しているのが、ソフトウェア開発部です。入社当初はCT、MRI、X線などの画像の品質や不備をチェックする「検像」を支援するソフトウェアのバッチ処理の作成などを担当し、その後、WindowsやWebなどのアプリの開発に携わるようになりました。

特に最近は、同じソフトウェアでも、Webブラウザーから利用できるWebアプリケーションの開発に携わることが多いです。たとえば今携わっているのは、医療画像を閲覧するソフトウェアで、もともとデスクトップ用として作ったものを、Webアプリケーション用に再現するプロジェクトになります。その中で私は、アプリ内で画像を映し出すビューアーの作り込みなどを担当しています。

ソフトウェア開発に必要なプログラミングは、もともと大学の授業や研究所で勉強していたので、基礎知識についてはあまり苦労しませんでした。ただ、アレイではWindows用のアプリ開発にC#という言語を使っており、そちらは入社後に新たに勉強することになりました。とはいえ、それほど複雑な言語ではないこともあって業務を進めながら習得でき、苦労したというほどではありません。

特にこうしたビューアーなどの開発では、UI(システムを操作する時の“見た目”や“使い方の仕組み”)をこう変えたいとか、こんな機能を加えたいと一つひとつ取り組んだ仕事がわかりやすく可視化され、そこからくる達成感のようなものが楽しさの一つになっています。

それも一人ですべてを成し遂げるのではなく、チームメンバーと相談して仕様を決めたり、どんなアプローチが必要かを議論したりしながら、一つひとつの成果が生まれていく。そうした成果を積み上げた結果として、目指す大きなゴールが達成されるところにも、この仕事ならではの醍醐味とやりがいを感じます。

そんな私が仕事で大切にしているのが、「手を動かすこと」です。わからないことがあった時、もちろん聞ける人が周りにいるのであれば聞くのがいいし、もしいなくてもひとまず作業を進め、もし後で方向性が間違えているとなれば人に相談したりしながら軌道修正する。もし間違えていなければ、その方向性を深めていく。この方法が、完成に最も早くたどり着けるやり方だと感じています。

実は、以前はわからないことがあった時、後回しにしていました。その結果、誰かに声をかけてもらうまで寝かせる形となり、開発期間を長引かせてしまっていて。そこから、もっと自主的にどんどん進めなければと痛感し、「わからなくてもとりあえず手を動かし、形にする」というやり方に切り替えました。

その後、ミーティングでふと頼まれたタスクを次のミーティングまでに仕上げたところ、「早いね」と褒められたことがありました。そうした経験から、「とりあえず手を動かすこと」の有用性を実感し、今も仕事の基本として大切にしています。

年齢や役職に関係なく意見を言い合える「風通しのよさ」も、アレイの魅力。オフでは、登山に縁がなかった私が、同僚に触発されて富士登山を実現。

現在、ソフトウェア開発部のメンバーは、16名(2025年11月現在)。普段は黙々と作業するチームですが、雑談も気軽にでき、年齢や役職に関係なく意見を自然に言い合える雰囲気もあります。

そんなソフトウェア開発部で、毎週1回開いているのが、その週の担当者が特定のテーマのもとで発表を行う定例ミーティングです。そこでは、たとえば今取り組んでいる仕事のソースコードや、AIの最新の使い方など、様々な知見が共有されます。ソフトウェア開発では、AIをはじめ新しい知識をどんどんインプットしないと遅れをとってしまうので、こうして毎週、互いに最新動向や開発のコツを共有し合うことが貴重な場となっています。

定例会といえば、当社には朝礼ならぬ「昼礼」と呼ばれるユニークな会もあります。こちらは週1回、その週の担当者がオン・オフを問わず今熱く取り組んでいることを15分の持ち時間で発表するもので、担当は全社員が持ち回りで務めます。この昼礼、社長たっての希望で、もう20年以上も続いているそうです。

昼礼では、メンバーがオフで楽しんでいる登山やキャンプの話になることもあります。これまでアウトドアとはあまり縁がなかった私ですが、同僚の話に触発されて昨年、初めての登山で富士山に挑戦しました。このように、社内の交流を通じてオン・オフ両面で新しい刺激を受けることが少なくありません。

ワークライフバランスの面では、やはりオフィスの立地の良さが、仕事とプライベートの両立を後押ししてくれています。新宿がすぐ近くなので、仕事帰りに大型書店でゆっくり本を探したり、界隈のショップで雑貨や趣味のアイテムを見たりと、日常の用事がほとんどそこで完結するのが便利です。

最近は、新宿の大きな手芸屋さんに、編み物の材料を見に行ったりもしています。もともと手作業が好きで、少し前に好きなキャラクターの編み物キットを買ったのをきっかけにハマりました。せっかく再開したので、編み物好きが集まって一緒に作業する「編み会」などにも参加し、この楽しさを他の人と共有できたらいいなと思っています。

仕事では、特に大きな野望などはなく、そんなに先のこともあまり考えられません。やっぱり私が大切にするのは、目の前の一つひとつの仕事にしっかり向き合うことで、その過程で自分の技術力やキャリアを自分のペースで高めていけたら、それが何よりだなと思います。

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