社員紹介

ソリューション・インテグレーション部
田中憲太郎

2015年入社/大阪支店勤務

他社では担えないような
大きな仕事を任せてもらえた

入社後まもなく、大規模な病院システムの導入を担当。いろいろ試行錯誤し、同僚たちの助けも借りながら結果を出せたことが、かけがえのない経験に。

私は、システム開発やマーケティングなどの職を経て、2015年にアレイへ中途入社しました。入社後は、営業部でカスタマーサポートの仕事に就いた後、現在のソリューション・インテグレーション部(SI部)の新設に伴い異動。会社から大きな仕事を任されたのは、営業部時代のことでした。

私どもの業務を大まかに説明すると、以下のようになります。まずは当社が手掛ける医療画像関連システムに関して、営業部が窓口となり、病院さまとお打合せをする。その後、導入が決まったら、私たちSI部の部員もお打合せに同席し、病院さまのご要望をこと細かに聞き、開発部にシステム開発の依頼をする。そして開発部が組んだシステムを、SI部で検証した後、病院さまに納入する。つまりSI部の業務とは、言うなれば営業部と開発部をつなげる仕事です。したがって病院さま側のことと、システムの技術的なことの、両方をわかっている必要がある。その点で言えば私は、開発職をはじめ様々な仕事を経験したことが、今に活きています。

さて、大きな案件の話でしたね。会社からその話がきたのが、入社から2年半が経ったころでした。ある病院さまにシステムを納入することになり、私がメイン担当者を任されたのです。とはいえ、まだ経験が浅かったうえ、お客さまは画像発生量が全国で最大規模の病院でした。当然、一人では難しいので、他の営業担当者や先輩にフォローしてもらいながら、案件を進めることになりました。

実際のところ、それはなかなかにハードルの高い案件でした。納入したのはレントゲンやCT、MRIで撮った医療画像を技師がチェックするための「検像システム」でしたが、いかんせん様々な検査機器から画像データが大量に送られてくるため、他社システムとの連携を安定化させるのが大変だったのです。私は現場につきっきりとなり、開発部とも密にやりとりしながら、システムの構築・改善に注力しました。長い時は2か月にわたり現地に滞在することもありましたが、その甲斐あってシステムは次第に安定し、担当となって1年ほどで、ほぼ落ち着きました。

こうして同案件の担当者となって5年ほどが経ったころ、なんともうれしいことが起こります。こうした医療画像システムは6〜7年ごとに更新となり、その際に他社に切り替わることもありますが、この案件の更新では、当社のシステムが継続・拡大されることになったのです! 初めての担当案件でしたし、苦労も多々あったので、これは本当にうれしかったですね。

社員ひとり一人の意思と特質を尊重し、仕事を任せてくれる会社。だから大手ではなかなか積めないような経験を、早い段階で積める。

正直アレイは、合う人と合わない人が分かれると思います。ちょっときつい言い方になりますが、常に指示待ちをしているような人は、合わないかもしれない。一方で、自ら興味を持って能動的に動けるような人には、すごく有意義で楽しい仕事場だと思います。会社が社員の意思を尊重し、任せてくれる。もちろん会社なので、一定以上の枠組みはあるものの、個人の性質を受け入れてくれ、「こうであれ」と矯正されることもない。そして自ら動く社員を助けてくれる上司や先輩がいる。そうした環境のおかげで、アレイなら一般的な大手企業よりも早く、いろいろな経験が積めると思います。まさに私も入社から2年半で大きな仕事を任され、いろいろと試行錯誤を重ねながら、かけがえのない経験を得られました。

上司からは、こんなふうに言われています。「失敗してもいいんだよ。失敗したら、こっちが責任を持つから。だからこそ、自分のやりたいこと・信じることを、自ら動いてやってもらいたい」と。こんなふうに「失敗しても大丈夫」と言ってくれる会社は、なかなか稀有ではないでしょうか。それもあって、私は常にアレイでは、オープンなマインドでいられています。報告や相談を包み隠さずできるのはもちろん、わからないことやできないことも正直に言うし、自分がいたらずお客さまにお叱りを受けたことも、すべてオープンに話す。それにより、教わったり助けてもらえる機会が、圧倒的に多くなる。

以前いた会社では上司が部下の失敗をなじることがあり、それもあってある社員がミスをひた隠しにした結果、案件をごっそり失注する事態も起きました。そう考えると、オープンなマインドで働けることは、社員にも会社にも大きなプラスですよね。

オープンと言えば、社内の風通しのよさもアレイのいいところです。たとえば私がいる大阪支社には、社長が3か月に1度くらい定期訪問でやってくるのですが、社長はとても話をしやすく、こちらの提案や要望もきちんと聞いてくれます。実際にこれまで複合機や、会社のロゴ入りポロシャツの導入を提案し、実現していただきました。次は、冬場の社外業務に活かすべく、ロゴ入りジャンパーを提案しようと考えています。

お客さまの潜在的ニーズを見つけ、こちらからソリューションをご提案する。そうして自ら率先して動く=「プロアクティブ」な業務スタイルを確立したい。

私たちSI部の仕事は、大きく二つのスタイルがあります。一つは、病院さまからの要望を受け、開発やシステム改変、トラブル対応を行うもの。そしてもう一つが、私どもの方から、病院さまにソリューションをご提案するもの。どちらも大切な業務ですが、実際は前者に忙殺され、後者は十分にやりきれていない部分があります。今後はぜひ、後者も伸ばしていきたいなと。

たとえば、医療画像を技師が確認する検像の作業は、基本的に人の目で時間をかけてやらなくてはいけないものと考えられています。でも、AIをはじめ新しい技術を活用することで、大部分または一部をシステム化できる場合もあります。そういった、お客さまの中でまだ顕在化していないニーズを、お客さまに寄り添いながら吸い上げ、それを満たすソリューションを提供する。さらには、病院さまの悩みは共通することが多いので、そのソリューションを携えて他の病院さまに「こんなことでお困りではないですか?」「こんな形で解決した病院さんもあるんですよ」と提案する。実は当社の主力製品の一つ、線量管理システム「Radamès」も、そうした形でブラッシュアップした製品です。

このようなプロアクティブな業務スタイルを通し、大手がやらないようなニッチな領域を積極的に担い、大きな案件も受注していく。それこそが、私がアレイでこの先やっていきたいことです。

え、プライベートで成し遂げたいこと? ……実は、私は趣味でアコースティックギターの弾き語りライブをバーなどで行っているのですが、このたび先輩から誘われてヴィジュアル系バンドのボーカルも務めることになりました。そのために20キロ以上の減量にも成功したので、ぜひライブの方も成功させたいですね。

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